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2023年11月30日 
 
週日の日本語授業は大わらわということもないが、金曜日の夕方と土日はグループ授業が入る。

そこで、週末は昼食支度の時間がないゆえ土日は外でのランチである。授業は夕方もあるので、そうそうゆっくりはできないが、生ビール一杯くらいは飲める。

先週の土曜日には、ダウンタウンにある贔屓のレストラン「Buraco(「穴」の意味)へ行こうとなった。このレストランは、わたしがポルトに来て以来の気に入りの店で、行き始めてかれこれ45年になる。既に拙ブログで下記の様に案内している。以下。

2016年5月19日 ポルトの隠れレストラン「O Buraco」

土日の昼食は外で、がわたしたちの習慣です。

理由はひとつには、家事をこなしながら一方で月曜日から土曜日まで、毎日、日本語教室の仕事もしているわたしですから、土日の昼食作りからは開放されたい。それと、ポルト市内のレストランを食べ歩くのも、楽しみの一つだからです。

もうひとつは、我が家では純ポルトガル料理を作ることはまずありません。どうしても日本料理の味つけになります。夫にしてみれば、苦情は言わないものの、ポルトガル料理も欲しいところでしょう。(と、いいように解釈しているw)

そうした中で通っているうちに、味とサービスが気に入った行きつけのレストランも何軒かあります。
その一つが、ダウンタウンにある小さなレストラン「Buraco(ブラコ)」。意味は「穴」なんですが、その名のごとく、実は知る人ぞ知る穴場のレストランなのです。
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入り口が小さくて、大きな正面看板も出ていないので、うっかり通り過ぎてしまいそうです。が、ここはわたしがポルトに来て以来、夫と時々足を運んできたレストランですから、長年知っているところでもあります。ウイークデイは近辺のサラリーマンで満席になりますが、週末もこの店を知っている人たちがたくさんやって来ます。

buraco1-1_2023.jpg

典型的なポルトガルの家庭料理で、値段も手ごろ、量もポルトガルのレストランのどこでも出されるようにバカ多くなく、しかもおいしいと来ています。店内が手狭で、その時間には次から次へと客がやってくるので、ゆっくりできないのが玉に瑕でしょうか。

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今年67歳になるマヌエルさんは12才からここで働いているとのこと、わたしたちが行き始めて37年ほどになりますから、顔見知りですが、上述のように、ゆっくりできないので、わたしたちがここに知人を案内することはめったにありません。


2015年に新聞で取り上げられたレストラン「O Buraco」とマヌエルさん。
buraco4_2023.jpg

メニューを少し挙げてみますと、

Carde Verde(スープ)  1.50€ 
Saldinha Fritas(揚げ小鰯。上の写真にある) 一皿 6.00€
Carapao Fritos(揚げ小鯵) 一皿  6.00€
Tripas(ポルトの臓物煮料理)   6.00€
Bife à Buraco(Buraco式ステーキ) 6.00€

肉魚は他のポテトフライや豆ご飯等の副食共に、どれも6€(720円くらい)。時間があるツーリストのようにゆったりはできませんが、おいしく手ごろな値段で食べられること請け合いです。

インフォメーション
レストラン「O Buraco」
所在地: Rua do Bolhão 95, Porto


この店には、この間、日本に帰国してしまったI氏を誘ったこともある。セニョール・マヌエルとは顔見知りなので夫同伴でなくても、丁寧に対応してくれるので助かるのだ。

「Buraco」は値段が安い割に美味しいし量も適量なので、普通のポルトガルのレストランでは食べきれずにいつも残す羽目になるわたしが全部食べ終えることができる数少ないレストランなのである。

ダウンタウンという立地条件もいいので、Trip Advaiserなどの口コミで今ではツーリストがわんさか押し寄せるため、Buracoで食事するときはかなり早めに行くことになる。

先週、席に案内してもらってから気がついた。「この前も見なかったけど今日もセニョール・マヌエル、いないわね。病気にでもなったかしら」と気になり、頼んだ食事を持って来た人に聞いてみた。するとまぁ!「セニョール・マヌエルは先月定年退職したんでざんす」ですって!

セニョール・マヌエル、新聞記事に乗ったのが2015年で当時67歳とありますから今年75歳。わたしたちと同年代です。うわぁ、一言改まったお礼をしたかった。上の記事によると、12歳からBuracoで仕事を始めたと言いますから、62年間をひとつところで働きとおしたのだ。

客の注文を受け、それを調理場に流すとき、必ず客から受けた注文を3回繰り返すという彼独特のやり方とハリのある声がもう聞くことがないと思うと、寂しい限りだ。

わたしは11月に76歳になったが、近頃、同世代の著名人や故郷弘前の同窓生の訃報を耳にすることが多くなった。先日も故郷の同級生がメッセージで同窓生が数人集っている写真を送ってきて言うことには、「ソデ、この写真の人たち、誰か分かる?わたし以外はみんな鬼籍に入っちゃたよ」・・・・胸がいっぱいになり、なんだか涙がこみ上げて来そうになった。

世代はこうやって交代していくんだなぁと世の流れをつくづく感じる1件であった。

ではまた。

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