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2023年9月25日  

9月の二週目週末から日本語教室が始まりました。今年1月からの7カ月間は休み無しをトライした結果、ホンマしんどかった!自分の歳を考えるべきであるとの結論に達した。

そこで、週末の一クラスを相棒のOちゃんに引き受けていただいた。ウエイティングリストにある生徒さん向けの新コースも、案内書作成や連絡の最初の段階から全て彼女にお任せとあいなった。

今のところ、日本語学習者が減る様子は見えないので、そろそろOちゃんにバトンタッチすることを考える時期が来たと思っている。これまではわたしが1年間ウエイティングリストを作り9月に案内書を作成し、新コースオープンを待っている人たちに連絡。質問にメールで回答し、申し込みを受け付け、名前、年齢、住所、電話番号、領収書発行のための各個人の受領番号等のリストを作る。というこれらの作業を取り仕切り、クラスの仕分けまでしてから、「はい、Oちゃん。これがあなたの担当です」と手渡してきた。

これが結構肩が凝るのであ~る。Oちゃん、頑張っておくんなさい!(笑)

それでもこれまでの個人レッスンの生徒も入れると計30人ほどの学習者を持つことになる。 この生徒たちを一人たりとも脱落させないように引っぱって行きたいというのがわたしの願いだ。もちろん、笛吹けども踊らず、と辞めていく生徒もいるので、こればかりはわたしの力ではどうにもならない。

週末5クラスを持って来たのが4クラスになったことで、大分余力ができた。これまでは、授業準備をしながら、もっと面白い教材を作ってみたいと思えど、そのための準備時間がなかなか取れなかった。が、今回はクラスのレベルに合わせた漢字、文法で日本文化の勉強にもなる、「多読プリント」を用意することにした。生徒たちがこの教材に食いついてくれるといいのだが。

漢字学習については、ただどんどん進めればいいというものではない。海外では周囲に見かけることがない文字を習うのであるから、くり返しくり返し目に入るように教材を工夫する必要がある。それは語彙習得にも言えることだと思う。この多読プリントがその繰り返し感を補ってくれるといいと思っている。

これまで同様、まったく日本語授業がない日と言うのはないのだが、グループ授業が一つなくなっただけで、こんなに気が楽になるとは思いの外であった。

目下のところ、「宮本武蔵」を一緒に読みたいという当塾きっての最高年齢者90歳のアルフレッドさんは、ドイツに車検に行っており10月に帰国したら授業開始、
miyamotomusashi.jpg
宮本武蔵6巻。全部読み切れるかなぁ・・・

老い先短いから面倒な文法はもういい、短編小説を日本語で読みたいという85歳のマリアさんとは作家乙一の小説を来週から、
otuichi.jpg
マリアさんと読む乙一の短編小説。日本語教材に取り上げなかったら、自分からは手を出さなかっただろうな(笑)

そして、もう一人、多量の宿題をしっかりこなして送ってくるイタリア系ポルトガル人のアントンさん(ニックネーム)はただいま日本旅行中と、3人の個人レッスン生徒はまだ日本語を始めていないので、すこしゆったりしている。

この3人の生徒が帰還して来たら、その準備に追われること間違いなし。特に「宮本武蔵」は辞書では見つけられない語彙が多いだろうから、パソコンを利用しないアルフレッドさん用の準備に多分大わらわになるだろう。しかし、自分の勉強にもなるのでそれもまた楽し。

10月からは、授業準備をすることにより、孤剣飄然、剣禅一致の道を求め生きる武蔵とともに、時間を共有することになるのである。幼い頃をチャンバラに明け暮れ、チャンバラ映画で育ったわたしだ、再読での新発見を楽しみにしているのだ。

では皆さま、また。

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