fc2ブログ
2023年9月24日 

数日前から風邪気味で、危ないかな?・・と思っていたある日のこと。ここ数年大きな風邪に見舞われなかったので油断したか、日本語授業を終えた週末の夕方、ついにダウン!

夫が早めに帰宅してきたというのに、わたしは既にベッドに入ってしまっていたのでした。それで夫に「悪いけど、外で食べて来て」と言うと、夫、どういう風の吹き回しか、「スープを作ろう!」と言う。えー、スープなんてあなた、作ったこと、ないじゃない」と言うと、「君が日本に行ってた間、作ってたんだよ」と言う。

そ、それは知らなかったけれど、妻というものが側におりながら夫にスープを作らせられませんぞ。そう思い、パジャマ姿にエプロンをかけようとすると、いいからいいからと、さっさと包丁を握り、前日届けられたリンゴの箱を開け、そこから10個ほどものりんごを取り出し、ヘタを切り抜き始めた。

「あれ、スープなの?それ?」
「いや、君が起き出すとうるさいから、スープは止めだ。煮りんごだ」
うるさいってなんやねん・・・・
「煮リンゴって、そんなにたくさんいっぺんに・・・@@」
どうなってんのよ、この人、と思いながらも、しんどいのが先に立ち、再びベッドにわたしは戻り。

しばらくして、「ほれ、クスリだ。飲んどけ」と部屋まで持ってきてくれたのが、オホホ、夫が作った煮りんごとVinho do Portoことポルトワイン。煮リンゴの味?言うなればダイナミックというんでしょうかね(笑)皮ごとだし芯は抜いてないし(笑)ま、文句は言えないか。

下、こっそり写真に撮った夫の作品。
煮リンゴ

そう言えば昔、こんな提案をして夫に即、却下されたことがある。たいした稼ぎではないが、自分もそれなりに一応、日本語を教えながら働いている。共稼ぎの大変さは、なんと言っても女の方が分が悪い。しかし、それもわたしなどは自分がしないと気がすまない点があり。

例えば料理の後の台所は、夫や子供たちがよくするようないい加減なチョチョット片付けはどうも気に入らない。それで、結局自分が手を出すことになる。料理も自分の味付けでないとなんだか気になる。それで結局自分がする。まぁ、自業自得と言わば言え。要は人任せにできない性分なのであ~る。

そんなわたしではあるが、ある時台所に立ちながらふと思った。夫もわたしも仕事から完全退職した後、ヘタすると、わたしは一生この台所仕事をするわけであるよね?その間、夫はソファに腰掛けテレビでサッカー観戦に興じたり新聞を丹念に読んだりするわけだ。

これが死ぬまで続くかも?こっちはそのほか、洗濯は機械がするからいいとして、アイロンは当てるし(こちらの人はシーツ、下着にまで丁寧にあてる)きれい好きなポルトガル人は家の中を磨くものだから少しはこぎれいにしておかないとわたしもなんとなく落ち着かないし。すると掃除もせっせとすることになり、結局自分は一生働きづくめじゃん?なんだかなぁ・・・

そこで、「ねぇ、二人とも仕事からすっかり解放されるようになったらこの食事作り、当番制にせぇへん?」と提案してみた。そのときの夫のヘンジは即、「作るのはいやだ。そうなったら自分が当番の日は外食だ!」(笑) 正直言うとポルトガルでの外食はもうイヤなのだ。レストランのメニューはどこも似たようなもので脂っこい。それがかなわん。

お惣菜は山ほどの種類がスーパーで売られており、店屋物、寿司、お弁当なども手に入り、豆腐や明太子など、パッとそのまま食卓に出せるものも色々あり、いざという時の食卓はなんとか出来る日本と違い、ポルトガルは、冷凍食品が多く総菜というものがない。料理は質素でも手間暇がかかるスローフード、それか揚げ物なのだ。

かつては週末の食事など一日ばっちり2回作っていたのであるから、ちと大変だった。そういうときの、昼食夕食のどちらかの手抜き料理でよく登場するのがspacesis式お好み焼きだ。たっぷりのキャベツにベーコン、薄切り肉を入れ、かけるソースもspacesis特選味。どうだ!

お好み焼き
これにビールがあれば言うことなし。

お好み焼きの難を言えば、食卓に乗せる鉄板がないのでフライパンで一人分ずつ焼くしかなく、二人目のが焼き終わることにはもう一人は半分食べ終わっている点だ。

そうそう、夫の煮りんごの日、結局わたしたちは何を食べたかとの疑問が残りますが、その日はわたしは煮りんごとポルトワインの風邪薬(笑)夫はパンにチーズとありあわせの夕食。なに、一食ぐらいそうしたって死ぬわけじゃぁござんせん。イスラム教のラマダンとでも思えばよろし(笑)

仕事に出かける時の夫の昼食はどこぞのポルトガルレストランで済ましているのだが、わたしのは前の日の晩御飯の残りで十分。そして、時にサラダ代わりに自家製の甘酢づけのお漬物と

tukemono1.jpg

新鮮な小鯵が手に入った時に作り置するみりん干しなどをさっと火にあぶり、これにご飯とみそ汁があれば十分だ。
himono1.jpg

が、夫の食事はこうはいかないのである。なんだかんだと後10年も夫婦共に生きるとすれば、80も半ば。食事はまさに命の綱になる。これを面倒に思ってはいかんなぁ、と近頃はその予行演習をするが如く台所に立つ時間を早めて、これまでしてきたようにあり合わせのものでチャチャチャッとご飯を作るのを止めて少し真面目に料理している。

なにしろ、日本に比べると食材が少ないからなぁ、とは、なまけ者の妻の都合のいい言い訳ではある。

ではまた。

本日も読んでいただきありがとうございます。
ランキングクリックしていただければ励みになります。
関連記事
にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ spacesis in ポルトガル - にほんブログ村
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
Click for Porto, Portugal Forecast 
ポルトガル ポルトの口コミ
ポルトガル ポルトの口コミ