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2023年9月11日 

我がモイケル娘が希望に胸膨らませて日本へ向かったのは2004年6月末日だった。20年前になる。ポルトガルに生まれ育った18年の年月を超え、日本での生活のほうが長くなったというわけだ。

いつ頃からか日本への憧れを抱き補習校の中学卒業式答辞で「わたしは日本へ帰るのである」と宣言されたときは、度肝を抜かれたっけ。

ポルトガル国から物価の高い日本の大学へ進学するための大きな壁は金銭的な問題だったが、それからの3年間、彼女の夢がいかにすれば実現するかとわたしも共に頭を巡らしたものだ。日本の大学授業料は高いし生活費もあるので、自力だけでは大学進学の夢はつぶれてしまう。わたしがそれを経験している。

また、世の中には学歴で人を判断する人間も多いということを肌で感じてきたので、子どもたちには好きなのであれば勉学の援助を惜しむまいと思ってきた。

モイケル娘が日本の大学入学を果たし就職するまでのいきさつは我がブログ「帰国子女ネタ受験編」カテゴリに綴ってある。
結論として、モイケル娘の東京での生活費は夫とわたしが工面する、授業料は日本学生支援機構の奨学金のお世話になる、ということになった。大学を終えて就職するにあたり、彼女の言葉は「わたしの人生〇百万円の借金で始まる~」だった(笑)3年間の会社勤めをして、再び大学院勉学生活の2年間、計6年間を奨学金の世話になった。

授業料、生活費を同時に送金してあげることは難しかったが、卒業後は本人が生活費を得る。学生時代には出してあげられなかった学費の奨学金は自分が払おうと夫が申し出、大学と院の額をずっと支払ってきたのである。

70代も半ばになると、健康的にいつどんなことが起こるか分からない。自分が亡きあとに娘が奨学金の大きな借金を抱えて生きて行くのはは不憫だと思ったのであろう。

そこで、今回は残金全額を納めることにした。〇百万がどっと口座に入ってぬか喜びされても困るので、モイケルには、「パパさんが送るけど、それを一度に払うも、今まで通りに毎月支払って少しの期間、裕福になった気分を味わうのもモイちゃん次第だよ。」と言っておいた。

しばらく後に、どうしたのかと問うと、「全額返金した。さっぱりした~」
おい、それを言うなら親のわたしらだで(笑)
我ら夫婦、借金はどこにも一銭もなし。これで心置きなく・・・おっと、この先は言うまいぞ(笑)

今日はモイケル娘が終活に勤しんでいた2008年の日記を再掲させてください。

ずっこけ親子のぶったま就職活動(4)「明け方の電話」)
2008年9月18日

夢と現実世界の境界線上で、電話が鳴っている・・・・眠い眠い。これは夢だ、電話は夢だ・・・と思いながら夢うつつ。それが夢ではなくて現実だと気づいた一瞬、ガバと布団をはねのけて、寝室から慌てて電話のある玄関ホールへと突進。

すると、呼び鈴は止まりファックスに入ってしまった。我が家の電話は当時3回目の呼鈴で応答しないと、自動的にファックスにつながり、ピッピー、ピッピーとうるさいのである^^;

あらら、止まっちゃった。いったい今何時なのだ? 時計に目をやると、明け方4時だ・・・
我が両親は既に鬼籍に入っており、こういう非常時間の連絡の類は、寝たきりの夫の母を除いては、今のところ察しがつかない。

誰だろう・・・ひょっとしてモイケル娘であろうか・・・と考えながら、寝室に向かおうとしたら、再び電話が鳴った。

二度目の今度はすぐ応答。「Estou sim?(はい、もしもし)」すると、受話器の向こうから聞こえたのはモイケル娘の声である。

「ど、どないしたん?」と焦りながらも、落ち着いたふりして聞くと、
「おっかさん。内定一個もらった~~!」

うぉい!やったぜベィビィ!

普段でもデカイわたしの声が、嬉しいこの知らせですっかり弾み、明け方の四時だと言うのも忘れて更にデカクなり(笑)。受話器を通して、一ヶ月以上も快く娘の就職活動のために宿と
食を提供してくれている我が妹も側で喜んでいる様子も伝わって来ます。しばし、その日の面接の様子を娘から聞いたのでした。

そうです、初めての「内定」なるものをモイケル娘はいただきました^^大学受験発表以来の、明け方の嬉しいニュースではありました。

日中再びモイケルと少しチャット。

「内定もらったけど、今度は別の悩みがでてきた~^^」
「ん?」
「まだ3つ、アポイントがあるんだけど、全部通ったらどうしよう~~」
・・・・・・・・・
か、勝手に悩んどけぃ!(爆)
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コメント
シナ人には学費免除の上、生活費まで支給。日本人には奨学金という名の借金を背負わせる… 日本っておかしな国です。 
2023/09/13(Wed) 01:53 | URL | ganchan | 【編集
お久しぶりです!
本当に優秀な人なら、例えば学費は日本が免除、生活費はその人の国が支給と言うのがいいんじゃないかと思うのです。全面的にそれに反対ではないんです。我が小さな塾からもそれで日本留学する生徒がいますし、夫もその昔、その制度で当時はその分野ではトップだった日本の大学病院で研究できましたし・・・ただ、人口が多いからその比率に合わせて、と言うのには賛成できないですね。かの国はいい加減な成績表や卒業証書もあるようですし。今の奨学金返済の取り立ては厳しいらしいですよ。大体が自国の若者に対する大学授業料が高すぎです。大学の数も多すぎ。大学の質が落ちるのも頷けるというものです。
2023/09/13(Wed) 17:54 | URL | ganchaさん | 【編集
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