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2022年6月5日 

ポルトガルに来て、わたしたち家族は2度の引っ越しをしました。
最初の6年間は、夫の母、夫のおばとわたしたち3人家族で小さな家でした。モイケル娘が誕生する少し前に、夫の母たちが住む同じ通り、言わばスープの冷めない距離にある借家に移りました。

そこに16年ほど住み、それから終の棲家となった今のフラットを得たのですが、ここも夫の母たちが住んでいた家のすぐ側です。要は40数年同じ地域を居にしているわけです。

物が増えると引っ越しは大変になりますが、子どもがいるとどうしてもそうなり、彼らがいなくなった後も、子どもたちの物は使わないと言うのに夫婦二人の家で、それらはふんぞり返っているのであります。

何とかしなくちゃと思いつつ、子どもたちの思い出がつまっている部屋、家具、細かい物たちを思い切ってパッと処分できないでいます。断捨離するぞぉと宣言してこのざまです。あはは。

引っ越しと言えば、息子とモイケル娘の日本でのこんな笑ってしまう話があります。

2011年某月某日

何かにかこつけて、少しでもお金をふんだくるのが日本であると、こと大学入学費や引越し代が身にふりかかる度に思います。入学金が高すぎる、こんなにとらんでもええやないの、とモイケル娘の大学入学の時には本当にそう思いました。若い時、日本で2年ほど留学したことがある夫でも「君、桁ひとつ間違ってるんじゃないの?」と言ったくらい、ポルトガルとは二桁も違う入学金額でした。

賃貸アパートについても同様です。
「アパートの方が安いね。アパートとマンションとなんで値段がちがうのかな・・・?」なんて、すっかりポルトガルボケしてしまったわたしに、今じゃいっぱしの日本人になりつつあるモイケル娘が言う。

「おっかさん、マンションはアパートより壁造りがしっかりしてるんだぃ。」
「兄貴のように音楽をするのには、マンションじゃなきゃどんなことになるやら」

こんな話を切り出すのは、我がモイケル娘と東京息子、先週土曜日に引越ししたからであります。理由は、今まで住んだちっちゃなマンションが2年過ぎたので契約更新となり、またまた更新料の15万円、出費になるのだそうな!

いったいそれはなんやねん! ということは、月々の家賃が実質、今現在払っているのに+6000円ということじゃん!と怒ってみても、今時はどこも2年ごとの更新だと言う。そうでないところはそれなりに何かあるのだそうな。たまったもんではありません。それでも仕方がないので、黙って更新料を払うか、「もうええわ、こんなとこ。出てったる!」となるかです。

で、結果、我が子たちは「出てったる!」を選んだのであります(笑)

今まで息子の部屋として使っていたのがどうも日当たりが悪く、一日中暗い。「日本でお金を貯めてくるよん^^」などと調子のいいことを言って2年前にポルトを後にした息子はそれが気に食わない。

引越しするには新たに礼金やら敷金やらが必要になります。二人で分担するとしても、東京息子はあるの?と聞くと、

「ない。でも、
モイケル銀行がローンで貸してくれるのだ」 あっはははは!当時、モイケルは働きだして2年、既に大学院で勉学するために貯金し始めていたのだろ。

引越し先は今の住居から5分ほど離れたところだと言う。引越し前夜の金曜日も深夜近くだというのに、東京息子はご帰宅していないとモイケルが言う。「こういうヤツだ~。もう当てにしない!」と多少おかんむりだ。それにしても引越し荷物は4階から運びおろすのだ。息子、どないする気やねん?

もちろん引越しやの手配はしてあるのだが、聞くと「安いのを頼んだから何時に来るのかわからない」・・・・・その間に旧マンションと新マンションを行ったり来たりの荷物運びをするのだと言う。てっきり引越しやがいっぺんに荷物を全部運ぶものだと思っていたおっかさん、

おっかさん: 自分で運ぶって、じゃ、引越しやは何を?
モイケル:  冷蔵庫とか洗濯機とかの重いものだけ運んでもらう。
        後は段ボール箱に詰めたりして、自分でレンタルの台車で運ぶ
おっかさん: だ、台車?
モイケル:  うん、ほら、これだ。

2022_daisha.jpg

おっかさん: ・・・・・・・・たった5分の距離とは言え、こ、これで
       人通りをガラガラ押して運ぶん?(爆&汗)

モイケル: ええのだ。だって、全部運んでもらうと、近距離とは言え、
       4、5万とられる。重いものだけ頼んだら17000円で済む。

日本の大学を目指したとき、バイトは極力避けて学業第一にせよ、との親の忠告を聞き、バイトは殆どせず足りなげの仕送りでやり繰りした大学生活4年間、耐乏生活から娘が学んだことは、「自分でできることは、なるべくお金を払わずにする」であろう。えらい!

と思いながらも、ガラガラ台車で段ボール箱を積んで押していく姿を想像しては、クックックッ・・・と笑いをかみ殺していた母でありました。


本日も読んでいただきありがとうございます。
ではまた。
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