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2021年10月21日 

15カ月になる我が孫の空ちゃんの散歩から帰ったモイケル娘が言うことに、「これ、フジちゃんだと思う。動物病院の近くで見た」と、写真を送ってきた。フジちゃんは、2016年、結婚する年の6月に、道端に倒れていた瀕死の猫を見捨てることができず、獣医に運び、家に連れ帰った野良猫ちゃんである。

獣医によると、推定年齢4、5歳、他の病気もあるだろうが、脱水状態、餓死寸前だったようだ。ガリガリにやせ細り、四肢を動かすこともできず、横になったままなのだそうな。なんとかエサをあげようとすると、「シャッ、シャッ!」と威嚇だけは根性出してするようで、このことからしてノラ猫ちゃんであろうと判断。

既に先住猫3匹をアパートで飼っていたので、一緒にしておくわけには行かず、大きなケージに入れてそれをカバーしベランダに置きながら、仕事からの帰宅後、自分の3匹猫の面倒を見、ノラ猫ちゃんを獣医まで点滴に連れて行くこと一か月、よく面倒見てあげたものだと思う。その間、ボランティア活動をしている施設や動物愛護協会など、あちこちにあたってみたが、この手のノラ猫には、どこも手を貸してはくれなかったのだ。

獣医の診断では、治療には何カ月もかかると言われ、このままだと、娘の体力が消耗するのは目に見えていたため、お金の問題は二の次にして、動物病院に入院させることをわたしは提案したのだった。

fujichan4_2021.jpg

娘がノラ猫ちゃんを連れて行ったもう一軒の獣医さんは、年配でクリニックそのものはパッとしなかったらしいのだが、「入院費はいらない。治療費と食費だけでいい。」と言ってくれたそうで、親切な獣医さんに出会って本当にラッキーだったと思う。猫ちゃんも娘も(笑)

その間、モイケル娘もできるだけネコちゃんの入院先に顔を出すようにしたようですが、何しろ残業が多いので、閉院後の帰宅も多く、そのうち、週末くらいしか覗きにいけないとこぼしていたものだ。

費用はかさばると、ギョッとする金額になりかねないので、そろそろ、一度お支払いしなさいと、いくらかサポートすることにしたおっかさんこと、わたしが言ったところ、件の獣医さん、この後は「うちが面倒をみよう」と言ってくださり、『不治の病から立ち直ったから、フジちゃん』と名付けられたとのこと。

体重はみるみる増え、足の突っぱりも完全回復。なんとか姿勢を保てるようになったのだが、後ろ足は依然として動かず。人馴れしておらず、いつも鋭い目か怯えた目のフジちゃんだったが、それから1年半たった2018年、面倒見てくれた病院のケージの中で。

fujichan_2018.jpg

目から察するに、人間に対する不信感はまだ取れていないようだが、ふっくらしている。ほとんど治療は終わったものの、これでは里親は難しい。かといって一生涯ケージで過ごしてもらうわかにもいかない。
2018年末のモイケル娘の報告によると、「避妊手術を施した後、試しに外へ出してみたら、毎日ご飯を食べに獣医さんの家に帰ってくる」のだとか。これだと、家と外を自由に出入りする飼い猫と同じようなもので、フジちゃんの件はなんとか一件落着、めでたし!
これが3年前、保護してから5年前のことだ。

fujichan.jpeg

写真を拡大してみると、左前足の茶色模様からフジちゃんだと分かる。道で悠々と寝そべっているところを見ると人にもなついたようで、少し汚れているが、痩せてはいないのでエサは件の獣医さんのところでもらっているのだろう。貫禄もついてるようだ。

野良猫野良犬にとって、生き抜くのは厳しい現代社会で、今日までがんばって生きて来たのを見てなんだかとても嬉しくて、わたしは実際に会ったことがない猫だが、思わず書いてしまった。

フジちゃんのことの顛末はこちらで取り上げています。興味あらばどうこぞ。

spacesis in ポルトガル 子猫を抱いてPt.2:瀕死のノラちゃん

・spacesis in ポルトガル モイケル娘が保護した猫ちゃん、その後

spacesis in ポルトガル 瀕死の保護ネコ、フジちゃんのその後
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