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2021年3月26日

子どもが生まれたら、できるものなら中学校へ上がるころまで、子供が帰宅する時間には「お帰り」と家で迎えたい母親でありたいと思った。

もちろん、世の中にはそうしたくとも働かざるを得ない人がたくさんいるであろうことは承知している。個々の事情は別にして、ポルトガルでも共稼ぎ夫婦は非常に多い。

子供はいずれ親元を離れていくもので、自立するまでの18年から20数年の親子同居生活だ。結婚して連れ合いと暮らす40年、50年を比べれば、子供との暮らしはその半分にもならない。

乳児期の赤ちゃんの世話は体力的精神的に大変なことだが、毎日新しい発見、つまり自分の子の日々の成長を目のあたりにできる贈り物があると言うものだ。

さて、先だってイギリスの経済紙エコノミストは、女性の働きやすさについて、主要29か国を10の指標に基づき評価していた。ランク付けした結果、日本は最下位に近い28位になったとのこと。
10の指標は下記の通りだ。

1高等教育を受ける男女比率の差。
2.男女の労働参加率の差。
3.男女の給与差。
4.管理職における女性の割合。
5.役員における女性の割合。
6.MBA=経営学修士を取得する試験を受けた女性の割合。
7.議会下院もしくは一院制の議会での女性の割合。
8.賃金に占める育児費用の割合。
9.女性が取得可能な有給の育児休業期間。
10.男性が取得可能な有給の育児休業期間。

「日本や韓国(最下位)の社会は女性に対して、いまだに家庭を持つかキャリアを追求するかのどちらかで選択を迫っている」とエコノミストは結論付けている。

間違っているかも知れないが、わたしの感覚では1についての男女比率の大差は日本にはないと思うのだが、どうだろうか。

管理職や役員、議会の女性が閉める割合は、女性の頭数だけをそろえればいいというわけには行かないだろう。性別関係なく、能力があり、その地位について責任が取れる者がつけばいいと思う。欧米は女性の割合も随分多いから、日本もとにかくもっと女性をそういう地位につけろというのは、とってつけたようでおかしい。わたしは男女関係なく能力次第にすべきだと思う・。

この10指標のみで、、「日本は未だに家庭を持つかキャリアを追求するかのどちらかの選択を女性に迫っている」との結論には異を唱えたい。この言葉の裏には、まるで家庭もキャリアも両方するのが当たり前だと言っているように感じるのだ。女性は専業主婦でいることがあたかも良くないことでもあるかのような考え方に基づいてはいないか?

この「女性の働きやすさ」については、しばらく前にテレビでも話題として取り上げられたようで、「結婚して辞めるなんて愚の骨頂で。いまだに女性は家を守るものとかっていう考えが残っているのかな」と意見を述べた某局の男性アナウンサーがいたようだが、愚の骨頂で悪うござんすね!と言い返したいわ。笑

能力がある女性が、その才を活かして生きることに異は唱えない。ただ、そういう生き方ではない、別の生き方を望む女性もいることを認めるべきではないのか?

なにも皆が皆、どの国も一つに倣って同じになる必要はない。家事も子育ても男女がすべてを分担する必要はないと思うし、得意な方、時間がある方がすればいいではないか。また、家事や子育てを女性が担当するとしたら、それのどこが問題なの?家事や特に手抜きができない子育てなど、時間がいくらあってもたりないくらいの、実は重労働だとわたしは思っている。

今回のランク付けで日本はワースト2だと嘆く必要はまったくない。よその国はよその国として、キャリアを積みたい女性、キャリアと家庭を両立させたいと思う女性の社会環境を我が国なりに整える努力をしていけばいい。

この手のニュースに、「日本はやっぱり遅れてるなぁ」などと考えて慌てて追随する必要はないとわたしは思う。結局みんなに同じことをするように仕向ける社会って、なんなの?共稼ぎ夫婦もいて、片や、専業主婦もいる社会こそ多様性があるのではないの?

実際、多様性多様性と言っている人たちが、専業主婦を選択する女性の自由に口出しし、むしろ排他的じゃないのかと思ったりするわたしであるが。

ちなみに、このランキングトップはスェーデン、そしてアイスランド、フィンランド、ノルウエーと北欧諸国が軒を並べる。ポルトガルは意外や7位で、アメリカ18位、イギリス20位、ドイツは22位だ。

ここには書かないが、興味があるかたは、スェーデン社会について調べてみてください。専業主婦は失業者なんだそうですよ^^;なかなかユニークだが、日本人はスェーデン人のようになれるかなぁ、と。

言い足りないことはまだまだあるのだが、悲しいかな、言葉足らず。リベラル思想ってこんなんだったっけ?と近頃思ったことの一つをとりあげてみた。
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コメント
今のリベラルは、共産、社会主義、もしくは全体主義者というオオカミが被ってる羊の皮ですから。
2021/03/27(Sat) 08:45 | URL | ganchan | 【編集
ganchan
本当に世の中、どうなっちゃうのかしらね。
背後に何が潜んでいるのか、怖いです。
2021/03/27(Sat) 17:46 | URL | spacesis | 【編集
日本では家計を助けるため~
やむなく働いている場合が多いですよね。キャリアを磨こうとして働いている人は本の一握りかもしれませんね。
フランスなど就業率が高いそうですが、子育てをシッターさんにお願いしていますよね。そういったシステムがしっかりしているからいいですね。日本は預けるのもなかなか大変ですから。
 子育てを人様にお願いしたくないと思うひともいますよね。私は生まれる前は保育園に預けてと思っていましたが、小さく生まれてしまったのでこれは人任せにはできないと思い仕事を辞めました。
 あのまま仕事を続けていたら・・・どうなっていたか?誰にもわかりません。
 家事に費やす時間だったら日本女性は
きっと世界一じゃないかな。外で働いてきても、また家でも働く。働きすぎですね。
2021/03/31(Wed) 01:04 | URL | ムイントボン | 【編集
ムイントボンさん
昔と違い、今は共稼ぎでもしないと生活が厳しいのでしょうね。便利な世の中になったと言うのにどうしたことでしょう。
洗濯機あり、電子レンジあり、食器洗い機あり、なのに益々忙しいと言うのはおかしな話です。
わたしもよほどでない限り、お姑さんにも娘をあずけませんでした。夫の母はすぐ側に住んでいたものの、わたしたちの子育て原則として、できるだけ夫婦で育てようと話し合ったんですけどね。でも、今にして思えば、お姑さんは預けて欲しかったんじゃないかなぁと。
子育てして、外で働いで家事もする女性ってスーパーだなと思いますよ。子育てがどうにかなった時点で、仕事が舞い込んできたわたしはとてもラッキーだと思っています。
2021/03/31(Wed) 05:53 | URL | spacesis | 【編集
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